本日は、未成年者はアメリカの会社の取締役になることができるか、というお話です。
アメリカでは飛び級制度があり、小学生が大学を卒業資格を得るということも
珍しくありません。
未成年の子供が会社をおこし社長に就任するという話もよく聞きます。
それでは、どの州でも取締役に年齢制限はないのでしょうか?
答えは「No」です。
下記のように、州によっては年齢制限がありますので注意が必要です。
■取締役の年齢制限がある
アラバマ州:19歳以上
フロリダ州:8歳以上
ネバダ州:18歳以上
ニュージャージー州:18歳以上
ニューヨーク州:18歳以上
ワシントン州:18歳以上
など。
■取締役の年齢制限が無い
アリゾナ州
カリフォルニア州
コロラド州
コネチカット州
デラウェア州
(ワシントン)DC
ハワイ州
など。
また、日本における代表者はどうでしょう?
日本の会社法では特に制限がありませんので、未成年者が就任することができます。
ただし、日本の民法では、意思能力により未成年者は制限があります。
弁護士の見解では、日本における代表者に就任できる意思能力を持つ年齢とは、
16歳以上と考えるのが妥当とのことです。