今日はワシントンDCからデラウェア州最大の都市『ウィルミントン』を訪れます。
ワシントンDCのユニオン駅からニューヨーク行きの
「アムトラック」(全米を網羅する国有鉄道です)に乗り込みました。
ワシントンDCとニューヨークを結ぶ大動脈ということもあり、
列車はスーツを着たビジネスマンが大半でほぼ満席状態でした。
ワシントンDCとニューヨークの距離は約370km、ウィルミントンはそのほぼ中央です。
日本に当てはめると、ワシントンDCからニューヨークがだいたい東京から名古屋ぐらい、
ウィルミントンはその中間の静岡市あたりとなります。
ワシントンDCもしくはニューヨークからウィルミントンに行くには、
アムトラックのほか、アメリカ版新幹線である「セプタ」や長距離バスという
方法もあります。
ワシントンDCを出発して4つ目、約1時間半でウィルミントン駅に到着です。
駅舎は歴史的建物でコンパクトですが、
ホームは広く「アムラック」と「セプタ」の全てが停車する
この周辺では中心的な駅になっています。
ウィルミントン市はデラウェア州の北部に位置しアメリカ3大財閥の一つである
デュポン社の創業地および本社所在地としても知られています。
ちなみに州都は、
ウィルミントンから車で約1時間南下したドーバーという都市です。
駅舎を出てすぐ裏手を見ると、
海賊船を模した観光用の船が川を進んでいるのが見えました。
駅の裏側は商業地区でなく、
意外にもリバーサイドのきれいな公園が整備されています。
駅舎裏側のウォーターフロント・パーク
デラウェア州政府の紋章がありました!(^^)!
対象的に駅前は大手金融機関の巨大なビル群です。
歴史的建物が保存されているマーケット通りを15分ほど歩くと、
一転して近代的なビルが建ち並ぶビジネス特別地区に到着します。
デラウェア州の優れた会社法により誘致されたのでしょうか、
大手企業や金融機関の大きなビルが並んでいます。
政府機関も入居しているビルの一室で、
レジスターエージェント業者(デラウェアで会社設立する際の現地代理人)と
打ち合わせを行いました。
デラウェア州の法務局は次々に新しいシステムを投入しているそうです。
現在ファックスで登記申請している作業が近いうちにコンピュータで直結され、
更に簡単に早く登記できるようになるだろうとのことでした。
(ファックスで登記申請できることもアメリカではほぼ常識になりましたが、
日本ではまだまだ考えられないですね。)
その後、ウィルミントン市政府の商業観光課を訪れました。
日本人の観光客はそう多くないそうだけれども、
日本語のパンフレットもちゃんとありました!
職員の方いわく、
もっと日本からの観光や投資を多く集めたいとのことでした。
日本でもおなじみアリコ(アメリカン生命)の本社ビルもありました。
ウィルミントンの街は、
想像より大手の金融機関の拠点ビルが多く驚きました(*^^)v