お客様から、英文のファックスが届いたので内容を確認して欲しいとメールがありました。
書類を見て、
「ああ、非居住者の米国源泉税免除(軽減)の申請書W-8BENを提出しろってことね。」
と簡単に思い、でも一応、会計士に確認してお答えしますと回答しました。
しかし、良く考えると、なんかおかしい。
IRS(米国内国歳入庁)からの文書で「Dear Sir.」ではじまり誰宛なのか、
そもそもこの申請書は利益の支払法人に提出するものなのにIRSへ提出しろとのこと、
さらには、いつものこの申請書に無い銀行口座情報の記入欄とパスポートの
コピーを要求している、
そして、IRSに教えたはずがないファックス番号に送ってくるとは‥?
念のために会計士に確認すると、
やはり
:
『詐欺文書』
と判明。
銀行口座の情報とパスポートのコピー、さらにサインがあれば、
預金を勝手に引き出される可能性大です。
ネットで検索してみると、この手法で被害にあった人が結構いるようです。
返却先のファックス番号(+1-206-225-2824)も要注意番号になっています。
IRSに問い合わせてみると、この文書に関する警告を出していましたので、
すぐに全てのお客様にその旨知らせるメールを発信しました。
↓IRSを騙る詐欺文書の画像